禺画像]
最近の若い人は独りになるのが怖いという人も多いのだとか。人付き合いがあまり上手でない私は、その気持ちはとてもよくわかります。でも結婚して家庭を持つと、独りになりたいのになれなくて辛い、と言う人も多かったりします。
⇒独りぼっちが怖い・・・トイレで食事 レンタルフレンド(読売新聞)
[URL]
最近の住宅事情では書斎を持つのも難しいですから、外では仕事、家に帰れば家族と一緒、寝る時は夫婦同寝、と言うわけでいつも誰かと一緒、独りになれるのはトイレの中だけという人も少なくありません。落ち着けるのはトイレの中だけなので、本棚を付けてもっとのんびりできるトイレにリフォームしたいという依頼を受けたこともあります。
特に女性の場合は、家全部が自分のスペースのようでもあり、家事を担っていれば職場のようでもあり、家族と共有のスペースでもあり、でも自分だけの部屋は無いと言う方も多いかと思います。ひと昔前の間取りでは、お父さんの書斎と子ども部屋はあっても、お母さんの部屋はありませんでした。
人は独りでは生きていけないと言いますが、たまには独りの時間も必要です。できれば自分専用のスペースで独りの時間を過ごせたら、それだけで贅沢な気持ちになります。独りで過ごす時間は、自分自身を解放してくれたり、たわいもない夢想をしたり、深く思考したり、新しいアイデアがわいてきたり、ストレスを解消するキッカケにもなりそうです。
ぜひ家の中に、独りになれる自分だけの居場所を作ってみて下さい。もうスペースが無いと思っても、工夫次第で生み出すことが可能です。
例えば押入れの一角、階段下収納、階段の踊り場に小さなデスクを置くだけで書斎になります。壁面やツイタテ、家具、観葉植物などを上手に使って正面と左右の3方を囲うようにすると独立感が高まるので、落ち着いた空間を作ることができます。その際は、囲いの高さを目の高さより高くしておくと個室感が出ます。
たった半畳でも、独りになれる場所、自分だけの居場所があればきっと生き方も変わると思います。人生を解放する半畳になるかもしれません。
セコメントをする